![プロジェクト・ミューTYPE HC+](https://2-4life.com/wp-content/uploads/2022/03/TYPE-HCアイキャッチ-800x450.jpg)
様々なレースに参戦し、結果を残しているプロジェクトミュー。今回はストリートからサーキットまで幅広く使用可能なブレーキパッド「TYPE HC+」の紹介です。
プロジェクトμについて
いまさら語ることはありませんが、念のためWikipediaから引用を記載しておきます。
株式会社プロジェクト・ミュー(英: Project Mu Co., Ltd.)は、山口県周南市に本社を置く自動車部品メーカー。自動車用ブレーキ部品の製造販売を事業としている。尚、営業本部とブレーキパッド製造工場は埼玉県入間市にある。1988年に東京都西多摩郡で設立。“Project μ(プロジェクト・ミュー)”のブランドで製品を展開をしている。モータースポーツへの支援も積極的で、部品供給のみならずスポンサーとしての活動も行なっている。
Wikipedia
ラインナップ
改めて調べましたがラインナップ豊富で、あらゆる用途に対応しています。
車種専用だったり、カートやバイクのパッドも用意されてるとは知りませんでした。
GENUINE TYPE(純正交換タイプ)
STREET(ストリート)
STREET SPORTS(ストリートスポーツ)
COMPETITION(競技・ドリフト)
RACING(レーシング)
GAZOO RACING 86/BRZ RACE 専用モデル
GAZOO RACING NETZ CUP VITZ RACE 専用モデル
CLUBMAN
RACING KART(レーシングカート)
BIKE / MOTOR CYCLE(バイク)
「TYPE HC+」を選んだ理由
![TYPE HC+外装](https://2-4life.com/wp-content/uploads/2022/03/PXL_20220220_005649423-800x450.jpg)
基本的に普段使いがメインでたまにサーキット走行なので対応温度域が広いものが欲しく、他の商品の候補としてはエンドレスの「Ewig MX72」がありましたが、納期の問題もあり「TYPE HC+」を選択しました。
メーカー | 商品名 | 材質 | 対応温度域 | 摩擦係数 | F価格 | R価格 |
プロジェクトμ | TYPE HC+ | スーパーグラファイトメタリック | 0~800℃ | 0.43~0.58μ | 27,500 | 27,500 |
エンドレス | MX72 | セラミックカーボンメタル | 50~700℃ | 0.37~0.47μ | 26,400 | 26,400 |
DIXCEL | Ztype | グラファイト・メタリック | 0~850℃ | 0.50~0.67 | 24,200 | 22,000 |
![TYPE HC+フロント用](https://2-4life.com/wp-content/uploads/2022/03/PXL_20220220_005630875.MP_-800x1422.jpg)
![TYPE HC+リア用](https://2-4life.com/wp-content/uploads/2022/03/PXL_20220220_005642173-800x1422.jpg)
使用感
![](https://2-4life.com/wp-content/uploads/2022/03/PXL_20220220_030612113.MP_-800x450.jpg)
![](https://2-4life.com/wp-content/uploads/2022/03/PXL_20220222_005554085-800x450.jpg)
ストリート
交換後すぐの走り始めは吸い付くようなタッチを感じましたが、すぐに慣れてしまいブレーキの効きに関しても特に違和感などもなく気を使うこともありませんでしたので普通に使えます。少なくとも一昔前のプリウスのようなカックンブレーキになることもありませんでした。
筑波サーキット(TC2000)
純正比としてホームストレートから1コーナーへの進入時の初期制動力が明らかに強く、慣れるまでの数周は今までのブレーキ開始ポイントで踏むと1度リリースして踏み直すことになりました。また、バックストレートから最終コーナーに入る際の減速は特に繊細に行う必要があるのですが、とてもコントロールしやすい印象を受けました。
富士スピードウェイ(レーシングコース)
こちらは、純正との比較はありませんがストレートエンドのトップスピード約240㎞からのフルブレーキングでも強力なストッピングパワーでイメージ以上に速度が落ちていきます。また、コントロールもしやすくてタイヤの状態を感じながら開始ポイントを前後にずらすことができます。同様に300Rの高いスピードからの減速が必要なダンロップコーナーでも安心して踏んでいけます。一番気になっていたのは制動力はもちろん、耐フェード性だったのですが周回を重ねても特に問題はありませんでした。(FSWはブレーキを使わない区間が長いので冷却される時間も長いためかもしれませんが)
デメリット
ブレーキ鳴き
交換を依頼したショップオーナーやネットの情報でもこのパッドは「鳴き」がひどいと聞いていたので覚悟はしていました。日常使いで気になる程の音だったら純正に戻せばいいと思っていましたが、車両との相性なのかほぼブレーキ鳴きはありませんでした。極低速時に窓を開けていると「キィー」と音がすることがありますが毎回でもないし、純正でもこの程度の音がすることがありましたのでほとんど気になりません。これはあくまでも私のケースとしてお考え下さい。
ブレーキダスト
これはすごい。制動力の代償でしょうか筑波20分で粉だらけ、富士30分2回でリムに積もるくらいの量です。これは諦めてこまめに洗うこととします。
![](https://2-4life.com/wp-content/uploads/2022/03/PXL_20220222_053704336-800x450.jpg)
![](https://2-4life.com/wp-content/uploads/2022/03/PXL_20220311_000021033-800x450.jpg)
まとめ
筑波を走っている限りは純正パッドでもフェードすることもなく、特に不満は無かったのですが富士スピードウェイの走行会への参加にあたり、制動力の強化というよりも耐フェード性を重視してのブレーキパッドを交換しました。普段使いでの問題は全くないので、気になるのはブレーキダストなのですが、もともとBMWは純正でもブレーキダストはひどいですからね。それがイヤな人は低ダストパッドを選択したほうが良いかもしれません。
![](https://2-4life.com/wp-content/uploads/2022/01/筑波TC2000-1-320x180.jpg)
![](http://image.moshimo.com/af-img/0068/000000004158.gif)
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![](https://www16.a8.net/0.gif?a8mat=3N5TV8+78RVQQ+4YDY+5Z6WX)