【その4:対策編】林道初心者の崖落ち記録【セロー225】

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今回は私の「崖落ち経験」からオフロード初心者なりのアクシデントに対処するための準備について紹介していきます。

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はじめに

基本的な対策としては「一人で林道・山道に行かない」です。とはいえ、オフロードという限られたジャンルで同じレベルで一緒に走ってくれる友人や仲間などをすぐに作るのも難しいのが現実です。一人で出かけた際には無理はしないを心がけるのですが、その「無理」の基準や判断も難しいので、もしもアクシデントにあったらどうするかについてを考えて準備していきたいと思います。

仲間を作る方法

SNSで募集

自分の乗っているバイクや住んでいる地域、乗り始めてからの期間などを紹介して募集するのも一つの手だと思います。ネットでの繋がりに抵抗のない人であれば比較的簡単に仲間が作れそうです。ただし、いざ会ってみたら何か邪(よこしま)な目的(詐欺・宗教の勧誘などw)だったりと、ネット上で知り合いを作るのに不安を感じる方はやめておいたほうが無難かもしれません。

オフ車に強いショップ

住んでいる地域にそのようなショップがあれば、これが一番賢い選択なのかなと思います。オフロード専門店ならではの知識と経験で信頼してメンテナンスやカスタムの依頼もでき、乗り方についても様々なアドバイスをもらったりできそうです。出入りしている他のお客さんとも仲良くなれる可能性もあります。また、ショップ開催のスクールやツーリングがあれば参加することでスキルアップも見込まれます。専門店となると敷居が高そうな気がしますが、一度訪問してお店の雰囲気や対応を味わってみてもいいかもしれません。Googleマップで自分の住んでる地域を表示して「オフロードバイク」と検索してみましょう!

練習場に行く(オフロードコース)

これもお住いの近くにあればですが、練習場というくらいなので初心者でも何も恥ずかしいことはありません。無料の場所から有料の施設まで様々あり、オフロードと言ってもざっくり「モトクロス」、「トライアル」などがありますので自分の使い方に合ったコースを選択しましょう。ここでも他の練習に来ている方と仲良くなる可能性が見込まれます。トラブルなどがあった場合でも管理者やほかの方が助けてくれそうです(※実際に利用するコース運営者に確認してください)。先ほどのショップ探しと同様にGoogleマップで自分の住んでる地域を表示して「オフロード 練習」とでも検索してみましょう!

万が一のための装備

レスキューセット
レスキューセット

あくまでも今回の「崖落ち」体験の中で必要だと思ったものを準備したので、今後必要に応じて取り入れていきたいと思います(パンク修理キットや予備レバーなど)。

ロープ

バイクが道から落ちてしまった際には【その2:引き上げ方法考察編】でも紹介した、「ホイストロープ」が予算や重量面でも有効なのでリュックなりに入れておけば少し安心です。

しかし、今回はその他の汎用性を考慮して太さ8mm・長さ20mの多用途ロープを購入しました(好日山荘店員よりアドバイス)。「レイジングシステム/倍力システム」と言われる救助やクライミングで使われている少ない力で重いものを引く方法でバイクを引き上げるのに使います。下記リンクにあるように「ホイストロープ」も原理は同じです。レイジングシステムを使用して、バイクなどを引き上げる際に手を離せばそのまま落ちてしまうので、「アッセンダー」という道具や「プルージックコード(自作可能)」を使いフリクションノットという結び方使用して、手を離しても落ちないようにします。※今回準備した機材の強度や耐荷重性などは救助やクライミングを想定してません。

ジャンプスターター

私のセロー225は1KH(3RW1)という型で、セルスターターのみ(キックスターターなし)となります。セルの利点は足場の悪い場所などでキックしづらい状態でもすぐにエンジンがかけられ、リカバリーが早いところです。しかし、今回のようなバッテリー切れを体験すると、やっぱりいざという時のためにキックは欲しいなと感じました。調べると当時は純正オプションや社外品のキックセットという後付けキットが\10,000前後で販売されていたようですが、現在は廃盤となっています。ちなみにオークションなどでは中古や流用品などが\20,000前後で流通していました(2022年8月現在)。10年以上前にレガシィB4がよくバッテリーが上がった時に購入したエンジンスターターを持っているのですが、何せデカくて重さ10kgもあるので今回のようなケースでは役に立ちません。ネット通販で探すと時代は進化していて、モバイルバッテリーを一回り大きくしたサイズと重さで価格も\5,000~\10,000位で手に入りそうですので、いくつかの候補からレビューなども参考にして購入しました。これで、バッテリー上がりにも対応できます。

重くてデカいエンジンスターター
重くてデカいエンジンスターター
今回購入したエンジンスターター
今回購入したエンジンスターター

マルチツール

これはオフロードだからというわけではなく、常にバイクに乗るときに身に着けるウエストポーチに入っています。レザーマンの「ウイングマン」というモデルで比較的小さくて安価、ハサミが付いているのが特徴で、とてもお気に入りで10年程使っています。

LEATHERMAN(レザーマン) のWINGMAN
LEATHERMAN(レザーマン) のWINGMAN

タイラップとガムテープ

タイラップとガムテープ
タイラップとガムテープ

これはバイク乗りにとっては必需品?何かとに役に立ってくれそうです。

ライト

基本的には暗くなる前に何があっても下山したいところですが、万が一に備え「ライト」を準備しておきたいものです。ホームセンターで売っていた約\2,000位の小さくてめちゃくちゃ明るい(直視不可能)COBライトが欲しかったのですが、同じような商品がAmazonで2個で\1,600位だったので即購入。品質についても今のところ問題なく、めちゃくちゃ明るいです。これは、マジでおすすめ!

食料と水

カロリーメイトと魚肉ソーセージ
カロリーメイトと魚肉ソーセージ
ペットボトルの水
ペットボトルの水

エマージェンシー用の食料です。崖落ちした日には、カップ麺でも食べてすぐに帰る予定だったのにもかかわらず、アクシデントにより食べることもできずに体力を大きく消耗、さらにペットボトルの麦茶も飲み干して川の水を飲むという始末。なのでこれらは非常用として装備しておきます。

救急キット

救急キット
救急キット

今回大けがではなかったとはいえ、膝をすりむいてかなりの出血がありました。夏用インナーを履いていたのですが、破れたうえに傷口に張り付いて脱ぐときに結構痛かったです。その場での応急処置用に準備していたほうが良いかと思います。だいたいが百均で揃います。

・サージカルテープ
・救急ばんそうこう(ハイドロコロイド)傷口をきれいな水道水で洗って使います。
・消毒用エタノール含浸済の単包アルコール綿
・安全ピン
・鎮痛剤(ロキソニンなど)

まとめ

バイクは一人で自由に乗りたい、荷物もできるだけ持ちたくない(リュックを背負うのすらイヤ)自分としては、真逆な方法になりますが何かあった時の備えはできる限りしておきたいものです。今回は私の経験から準備したものなので、人によっては不要だったり別のものを用意したほうがよいものもあるかと思いますのであくまでも参考記事としていただければと思います。ちなみに今回の装備の重量は約3kg、セローで出動の際にはリアキャリアに括り付けていきます。

エマージェンシーセット装備
エマージェンシーセット装備
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