【その2:引き上げ方法考察編】林道初心者の崖落ち記録【セロー225】

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前回、崖落ちまでの経緯についてレポートしましたが、今回はその後の引き上げ方法について先人の方(ネット情報)の知恵をお借りして自分に合った方法を考察してみました。

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引き上げ方法の模索(選択肢)

昨日、セローを置いたまま下山し、帰りのバス・電車の中、家に帰ってからも必死に引き上げ回収方法をネットで検索しまくりました。その結果、考えられる方法は下記の通りです。

ロードサービスを要請

「JAF」なり、任意保険に付帯している無料ロードサービスを利用する。レスキュー車両が入れる道であれば、相手はその道のプロなので一番の解決方法だと思います。私はチューリッヒ保険に加入しており、過去に1度だけガス欠で利用したことがあるのですが、レスキュー車両が2tクラスだったので今回の場所では対応できないだろうと思い諦めました。ちなみに山岳地帯は往々にして携帯電話圏外ですので保険会社に連絡するにも下山する必要があります。※ロードサービスは連絡してみて、場所や状況を説明し対応できるか判断してもらってもよいかと思います。

自力で解決

セローは軽いと言われていますが約120kgの車体をロープを使って一人で引きずり上げるのは普通の人ならまず無理でしょう。ネット情報によると「ホイストロープ」、「手動ウインチ」、「チェーンブロック」などの道具を使えば崖から道までの引き上げは可能のようです(いずれも単品で5,000円以内)。しかし、今回のケースは道まで上げたとしても落下場所の「足場の悪い急な登りのつづら折れ」とその先の「丸太階段」を走破する自信はありません。引き上げのみだったらこの方法は十分にありだと思います。

リアタイヤをウインチとして使う方法もあるようです。

他力要請

バイク仲間(特にオフ車)が多く、声をかければすぐ集まるような人は迷わずこれを選択するのだと思います。ロープなどの道具と頭数さえ揃えば力まかせなり知恵を出し合いながらなんとかなりそうです。現にネット上にも崖落ちしたものの仲間を集めて引き上げました的な笑い話の後日談の記事が多かったです。しかし、悲しいことに私にはバイク仲間がいません。

分解して引き上げ

あまり現実的ではない気がしますが、小排気量の2ストでこの方法を使った強者もいるようです。ホイール、フォーク、エンジンなど部分ごとに小分けに分解して、上で再度組み上げ。しかし、下山して工具を持って再度登山のあとに、分解組み立ての時間と労力を考えてもこれは無いかなと思います。

そのまま放置(廃棄)

最悪のケースとして回収が無理であればナンバーを外して・・・なんて頭をよぎりましたが、決してやってはいけません。思いのほか大変なことになります。山林には所有者や管理者がいますので「不法投棄」という犯罪になります。詳しくは述べませんが「個人が不法投棄をした場合の罰則・罰金は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第25条第1項第14号から、5年以下の懲役または1千万円以下の罰金またはその両方。」となっています。どんなにお金や時間がかかろうとも絶対に回収しましょう。

ここまでのまとめ

崖から落ちた場所やその前後、周辺の環境で引き上げ方法は変わってくるかと思います。そのような状況を作らないのはもちろんですが、トラブルや事故は突然やってくるのでまずは身体の安全を確保したうえで状況と予算に合った引き上げ方法を考えましょう。

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