2022年月5月下旬、前から行ってみたかった茨城県にある有名な滝「袋田の滝」を目指しました。今回も天気が良くて走りやすい道ばかりで気持ちのいいツーリングになりました。
旅程:月待の滝(大子町)⇒袋田の滝(大子町)⇒竜神大吊橋(常陸太田市)
東北自動車道(E4)加須インター
東北自動車道と圏央道が交差する「久喜白岡JCT」から東北道を北に向かうと2つ目のインターになります。加須市は埼玉県の北部に位置し、群馬県、栃木県、茨城県に隣接しています。
月待の滝(つきまちのたき):久慈郡大子町
東北道を約90km、50分程北上して栃木県の「矢板インター」を降ります。ここから下道で約50km、1時間程の場所に「月待の滝」があります。道中は交通量も少ないうえにのどかな田んぼ道が続き、途中にちょっとした森というか丘程度があるくらいで起伏の少ない平坦な道が多く走りやすかったです。
月待の滝には無料駐車場が3つあり、今回は第一駐車場に停めました。未舗装ながらも乗用車で15~20台くらい停められそうです。日曜日のAM8:00頃の到着でしたが他に誰もいませんでした。
駐車場から滝まで徒歩数分、きつい傾斜もなくここなら体力に自信のない方でも楽勝です。
落差 | 17m |
滝幅 | 12m |
落差の少ないわりには水量は多めでした。この滝の特徴はなんといっても「裏見の滝」と言って滝を裏側から見れるところだと思います。マイナーだからなのか、朝早かったからなのか滝には一人もいなかったのでひっそりとしていてとても神秘的でした。同じような「裏見の滝」は群馬県渋川市の「棚下不動滝」があります。
袋田の滝(ふくろだのたき):大子町
月待の滝からおおよそ10km、15分程の距離にあります。
駐車場について
今回は「滝の駐車場 根本」という駐車場を利用させてもらいました。バイクは200円、乗用車は500円(2022年5月現在)。1点この駐車場は場所によって多少傾斜があるのでバイクの駐車は向きやギヤを入れるなどの注意が必要です。この他にも駐車場は滝に近い場所にあるお店の駐車場(食事または買い物で割引か無料)や、少し離れますが「袋田の滝第一(もしくは第二)駐車場」は町営で無料のようです。無料駐車場は遠く、お土産も買う予定もなかったので200円で安心して停められるならばと思い、こちらにしました。AM9:00くらいに到着したのですが、特にロープなども張っておらず自由に出入りできる感じで、入ったときには守衛さん(料金収受係)はいなかったので袋田の滝を満喫した帰りに支払いました(現金のみ)。
付近の駐車場
駐車場から券売所まで
「滝の駐車場 根本」から袋田の滝券売所まで徒歩6分くらいです。券売所付近は傾斜がありますが緩くて車椅子も可なので問題ないと思います。
券売所からトンネル内
第1観漠台
やっとたどり着きました。茨城県の有名観光スポットの一つ。牛久の大仏や筑波山、最近ではネモフィラで話題のひたち海浜公園などが有名ですが「袋田の滝」も定番のようです。茨城県で唯一「日本の滝百選」に選出されており「日本の名勝」にも入っています。また、日本三大名瀑の一つとも言われています。※諸説ありますが栃木県の「華厳の滝」、和歌山県の「那智の滝」ともう一つはこの「袋田の滝」や静岡県の「白糸の滝」・「安倍の大滝」など・・・。
第一観漠台からの景観は滝の幅が広く轟音なのでまさに圧巻!ド迫力です!これは写真や動画では伝わらない気がします。滝の情報が「落差」ではなく「長さ」になっているのは華厳の滝のような垂直に落ちる直漠と違って4段からなる段漠だからだと思います。
長さ | 120m |
滝幅 | 73m |
第2観漠台
トンネルを奥まで進むとエレベーターホールがあり、第2観漠台昇って行けます。第1観漠台と違い滝の全景を望むことができます。また最上階である第3デッキから見ると滝の最上部まで見ることができます。そこには案内板があり滝の成り立ちの説明・・・とてつもない年月をかけてこの形になっているのですね。紅葉や氷瀑の季節にはまた違った素晴らしさがありそうです。
つり橋
高さはそれほどではないですが、そこは「つり橋」なのでやはり歩くたびに揺れます。苦手な人は控えた方が良いかもしれません。第1観漠台と滝を違った見方ができるおもしろいポイントです。
トンネルや観漠台、エレベーターなどの施設、そして素晴らしい景観が見れての300円は間違いなくお値段以上の価値があります。
竜神大吊橋(りゅうじんおおつりばし):常陸太田市
袋田の滝から20km、20分位の場所です。緑豊かな穏やかな直線の多い道路で天気が良かったので走っているだけで気持ちがよかったです。竜神大吊橋の駐車場は入ってすぐ左側に案内板があり、一旦そこに停めたのですが、奥に「二輪専用」があったので念のため、そちらに移動しました。一見、バンジージャンプ運営の敷地に見えましたがスタッフの方に確認したところ、バンジー利用者でなくても二輪駐車可能とのことでした。
ダム湖面からの高さ100m、橋の長さ375m、歩行者専用の橋としては日本最大級の長さとのことです。自然と人工の建造物が見事に調和しているように見えます。
そして、食事は敷地内にある「水府物産センター」というお土産屋さんの2階にあるレストラン「森の風」でいただくことにしました。「水府三色そば」1250円を注文、お土産センターの2階ということで正直なところ少しなめてたら、なんと蕎麦は手打ち!しかも三色は「なめこおろし」、「とろろ」、「天ぷら三種(大葉、えび、舞茸)」とそば会の三強コンボ!窓際の席に座ると吊り橋を眺めながら優雅に食事ができてお腹も気持ちおなかいっぱいです。支払いはペイペイが使えました。
この後、5分ほど走った吊り橋の下にある竜神ダムに移動しましたが、ダムとしての魅力は薄いですが「竜神大吊橋」を下から見上げることができます。
最後に
茨城県の名瀑、特に「袋田の滝」はかなりの迫力で見ごたえがありました。しかし、ひっそりとした「月待の滝」も静かな魅力があります。今回はあらかじめ、食べるものを決めていなかったのですが、苦労せずおいしいものが見つかりました。とにかく天気が良くて気持ちよかったです。