2022年4月下旬、日本の滝百選に選ばれている群馬の名瀑「吹割の滝」と「棚下不動の滝」とテレビでも度々紹介されているもつ煮の有名店「永井食堂」を訪問してきました。
旅程:吹割の滝(沼田市)⇒薗原湖(沼田市)⇒永井食堂(渋川市)⇒棚下不動滝(渋川市)
関越自動車道下り:東松山IC付近
鶴ヶ島JCTで圏央道との合流接続した後、2つ目のインターチェンジなので交通量はそれなりに多いですが、3車線あるので余裕はあります。関越道は自分のイメージよりも車が多い印象です。
吹割の滝(群馬県沼田市)
関越自動車道の沼田ICを降りて国道120号を日光・尾瀬方面に向かいます。1本道で沼田ICから約16km、おおよそ25分くらいです。のどかな山間の道なのでのんびり走れます。滝の近くにはたくさん駐車場があるのですが、滝に近い場所は有料だったりします。無料なのか有料なのかわかりづらいですが有料だと、だいたい自動車¥500、バイク¥100のようです。無料ですと下の地図の一番下の「市営駐車場」か「道の駅吹割」が利用できるようです。私は滝に近いお土産屋さんの駐車場に止めてお土産を買いました。
国道から滝までは整備された下り坂を歩いて数分です。途中でスピーカーから「歩道の白線やロープの外には絶対に出ないでください」とアナウンスがありますが、川の流れが速いのでもちろん言うことは聞くのですが、結構怖いです。※余計なお世話かもしれませんが、国指定の文化財(天然記念物および名勝)になっているので落下事故防止のための手すりや柵などの対策をしたほうがいい気がしますが・・・。お子様連れの際には絶対に手を離してはいけません。
日本百名滝の一つである吹割の滝は「渓流瀑」に分類され、高さ7メートル、幅30メートルほどで規模こそ違えど、その形状から「東洋のナイヤガラ」と呼ばれています。今まで見てきた「直漠(垂直に落下する滝)」とは違った自然のダイナミックさを感じます。
途中には「般若岩」呼ばれる岩があり、そういわれると般若に見えなくもない気がします。また、流れの穏やかな淵もあります。
吹割の滝の川上には2つの橋が架かっていて西側(下の画像左)が「吹割橋」、東側(画像右)が「浮島橋」となっていて橋の上からの眺めも素晴らしいです。※吹割橋を渡ったところにトイレがあります。
一旦、国道に戻り「六角堂」という看板を目印にして少し登ったところに展望台があり、そこから吹割の滝を上から見下ろすことができます。展望台というには小規模ですが眺めは最高です。
薗原湖(群馬県沼田市)
吹割の滝から8km、10分ほどの場所にあるダム湖です。私ももちろん初めて聞く名前ですし、たまたま地図で見つけて立ち寄ってみただけですが、誰もいませんでした。薗原湖に架かる吊り橋の「薗原橋橋」は標識によると重量制限6.0t以下となっていますが、6tを超える車両でこの幅を通れる車両があるのかがそもそも謎です。誰もいないのをいいことに吊り橋のど真ん中で撮影しました!
私は車でここを通ろうとは思いませんが、Googleストリートビューの車は入ったということですね。
永井食堂(群馬県渋川市)
薗原湖から約27km、40分ほど景色の良い道をのんびり走っていきます。お昼ご飯は渋川市内の国道17号沿いにある言わずと知れた超有名店「永井食堂」さん。テレビでも度々紹介されているようなお店で11:20到着時に駐車場はほぼ満車(約50台)でしたが、バイクなのでサクッと隙間に駐車できました。
お店の向かって左側の足元に1から番号が書いてあり、ここに並ぶルールのようです。並んでいる間に注文を聞かれるのですが、メニュー表は店内にあり、大きなものではないので外に大きな見やすいメニューがあったらよいかなと思いました。私は事前に調べていて注文するものも決めていたので問題はなかったのですが・・・。
一人だからか、タイミングが良かったのか5分も待たずに、入店できました。注文は取ってあるので席に座った瞬間(秒です)に料理が提供されます。噂に聞いていた「縦置きのお盆」、スペース削減のためだとは思いますが、隣の人と肩が触れるほどに狭いのでひたすら早く食べないとと少々あせります(これはこれで楽しい)。しかし、行列になるのは納得のおいしいさで、やわらかいもつ煮にちょっとピリ辛で普通盛りでも多いライスがどんどん減っていきます。普通盛りでお腹はかなりいっぱいになりますので小食の人は「もつ煮定食半ライス」のほうが無難かもです。あと、メニューにあった「らーめん¥320」が気になりますね、内容は不明ですが学食価格です。
棚下不動滝(群馬県渋川市)
最後の目的地は「棚下不動滝」です。永井食堂から約4km、6分ほどで到着です。こちらも日本の滝百選に選ばれています。道路の反対側に駐車場がありますが未舗装なのでバイクが倒れないよう注意が必要です。安くてかさばらないので下記のような転倒防止グッズがあると安心です。
入り口では不動明王がにらみを利かせています
入口から滝までは歩いて10~15分ほどの道のりで、途中にきれいなトイレと休憩できる東屋があります。トイレを過ぎたあたりから傾斜がきつくなるので結構きついですので、体力に不安がある人は無理しないようにしてください。
棚下不動滝は「裏見の滝」で滝の裏側を通ることができます。滝を裏側から見るのも初めての体験だったので何とも神秘的な感じでした。ここに来るときも1組とすれ違っただけで滝には自分ひとり、滝つぼまで下りて、少し水しぶきを浴びながらしばし休憩を取りました。
最後に
1日に2つの名瀑、しかも普段とは違う「渓流漠」と「裏見の滝」が短時間で見れるとは・・群馬だけにBOØWYとBUCK-TICKのライブをはしごしたような豪華さです。やはり、写真や動画では伝えきれないのでぜひ現地に足を運んでここの迫力を体験してみてはいかがでしょうか。