【Web版】静岡に「とろろ汁」食べに行ってきた【ツーリング】

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2022年4月初旬に、以前からずっと行きたかった静岡の「とろろ汁」を食べるためにひとっ走りしてきましたので、その時の様子をレポートしたいと思います。最高気温25℃で快晴、少し汗ばむくらいの絶好のツーリングでした。

旅程:三保の松原(静岡市清水区)⇒清水灯台(清水区)⇒日本平(清水区)⇒丁子屋(静岡市駿河区)⇒焼津漁港(焼津市)

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東名高速下り:大井松田IC付近

伊勢原を越えたあたりから、交通量が若干少なくなり走りやすくなります。天気が良かったので、もっと交通量(特にバイク)が多いと思っていたのですが、それほどでもなかったです。

東名高速下り:由比パーキングエリア

トイレとちょっとした展望台しかない小さなパーキングエリアですが、海沿いにあるので立ち寄りたくなる場所です。海を見るには駐車スペースから5段ほどの段差を上らなけばなりません。なのでロケーションはとても良いのですが残念なことに、海をバックにバイクや車の撮影ができません。

由比PA駐車
由比PA駐車
由比PAから見た海
由比PAから見た海

三保の松原(静岡市清水区)

目的地付近は住宅地を通るので子供の飛び出しや、迷惑になるような騒音に注意が必要です。無料できれいに整備された「清水羽衣公園 駐車場(約200台収容、24h営業)」という駐車場があり、警備員さんも配備されているので安心してバイクや車で行くことができます。入ってすぐ左側に2輪専用の駐車場があります。(トイレは隣接する「みほしるべ」が利用可能)

清水羽衣公園駐車場のバイク区画
2輪専用区画

「三保の松原」へは駐車場から歩いて数分です。

松原入口案内板
松原入口
三保の松原案内板
名勝「三保松原」案内板

緩やかな坂を上りきると、あの有名な「羽衣の松」が現れます。天女が羽衣をかけたとされる羽衣伝説の松ですね。この伝説も少し調べてみると、面白いことに地方によって内容やその後の展開が変わるようです。

松原に向かう坂
羽衣の松案内板
羽衣の松(三代目)看板
羽衣の松本体

1.水源地(海岸・湖水)に白鳥が降りて水浴びし、人間の女性(以下天女)の姿を現す。

2.天女が水浴びをしている間に、天女の美しさに心を奪われたその様子を覗き見る存在(男、老人)が、天女を天に帰すまいとして、その衣服(羽衣)を隠してしまう。

3.衣類を失った1人の天女が飛びあがれなくなる(天に帰れなくなる)

日本の羽衣伝説では、ここから近江型と丹後型でわかれる。

Wikipediaより

興味のある方にWikipediaの「羽衣伝説」をご覧ください。

松原を抜けると開放的な海岸に出られ、波の音をBGMにして、北北東に富士山が浮かび上がっています。あいにく、当日はくっきりではなかったですがそれもまた趣があるものです。

松の隙間からの日差し
薄っすら見える富士山

また、駐車場と松原の間に2019年にオープンした「みほしるべ」という施設があり、入館無料できれいなトイレも設置されています。世界遺産富士山の構成資産「三保松原」や「富士山信仰」の歴史・文化について触れることができ、お土産なども販売しているのでおすすめです。

みほしるべ案内板
みほしるべ外観

清水灯台(静岡市清水区)

三保の松原から3kmほどの場所にある灯台です。やや小ぶりですが、1912年(明治45年)に設置された日本で最初の鉄筋コンクリート造灯台のようです。案内板の下のほうに書いてあり、見逃してしまいそうですが灯台の一番上の風見鶏が「羽衣の天女」になっています。

清水灯台外観
清水灯台外観
清水灯台案内板
清水灯台案内板
Fire Stormと清水灯台
Fire Stormと清水灯台
富士山の眺め
富士山

日本平(静岡市清水区)

「日本平パークウェイ」を上っていくのですが、木々に囲まれたほどよい曲がり道でバイクで走るのにはとても気持ちよかったです。この日は天気が良かったためか、多くの人で賑わっていました。あまりにも人が多かったので富士山を見て一休みしてすぐに立ち去りました。ここから次の目的地「丁子屋」さん向かう国道150号は直線で約10kmほど海沿いを走れるので天気の良い日は最高に気持ちいです。

日本平から見た富士山
日本平駐車場

とろろ汁の丁子屋(静岡市駿河区)

今回のツーリングのメインです。一般的には「麦とろご飯」のほうが通じやすいかと思います。子供のころから細かい分類は別として「とろろ芋」が大好きでしたのでとても楽しみです。駐車場は敷地内の他に東海道(国道1号)の反対側などにあり、車だと約80台が停められるようです。警備員さんもいて、今回はお店に横付けするよう案内してくれました。※台数を聞かれ、1台と伝えたので横付けの案内だったのだと思います。複数台の場合には別の場所かもしれないので警備員さんに従いましょう。

歴史はなんと、慶長元年(1596年)創業、江戸時代初期から400年以上続いているそうです。外観も江戸時代にタイムスリップしたかのような、かやぶき屋根のなんとも風情のある佇まいです。このかやぶき建物は、12代目当主が1970年に東海道五十三次に似せた店構えにするため、古民家を移築したものらしいのですがまさに歴史的グッジョブです。外観からは想像できないくらい店内は広くなんと270席もあるとのことです。この日は開店時間11:00過ぎ頃に到着し、運よく並ばず入店できました。まあ、並ぶ価値は十分にありますが。

丁子屋外観
かやぶき屋根が魅力的
店舗入り口
趣がある入口

メニューは豊富でいろいろ食べたいものはありますが、もっとも定番な「丸子(まりこ)」を注文しました。内容はとろろ汁、麦めし、味噌汁、香物(漬物)、薬味となっています。メニュー表には「とろろのおいしい食べ方」も記載されています。

待望の料理「丸子」です。おそらく、ぷちぷち感のある麦めしに塩をかけて食べるだけでもおいしいはずなのに、さらにとろろ汁をかけるとは食べる前からもう満足感。丁子屋のとろろは自然薯(日本原産の山に自生する芋)を使っていて長いもと比べて粘りと香りが強いのが特徴、それを秘伝のたれ(鮪の煮汁、醤油、卵?)でのばしているようです。いざ、実食!そして昇天・・。生きていてよかった・・。自分はこれを食べるために生まれてきたのかと思うほどの大満足です。味噌汁は白味噌を使っていてやや酸味のある独特な風味です。今回は食べませんでしたが一品料理も魅力的で「揚げとろ」、「自然薯のから揚げ」、「むかごのから揚げ」などなど次回はチャレンジしてみたいものばかりでした。参考までに、支払いは各種カードも使用可です。(VISA、Master、JCB、AMEX、Diners)

定番メニュー「丸子」
定番メニュー「丸子」
麦とろご飯
麦とろご飯

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大崩海岸 石部海上橋 駐車場

海の上を走る道路、そして海沿いの駐車場。海をバックにすばらしいバイクの写真が撮れそうだと楽しみにしていたのですが、残念なことに工事中で駐車場に入ることができませんでした。_| ̄|○ガックシ。本来は今回の最終目的地だったのですが地図を見ると海沿いに走っていけば焼津漁港があったのでせっかくなので向ってみることにしました。海をバックに撮影したい・・。

焼津港

当日、マラソン大会が開催されていたらしく、港にはたくさんの人や車が・・・。想像していたのとちょっと違ったので少し先にある「親水広場 ふぃしゅーな」という公園でのんびり一休み。ちらほらと釣りをしたり、家族連れで散歩したりと穏やかな雰囲気でした。ここから東名高速の焼津ICまで4km、10分ほどで帰路につきます。

ふぃしゅーな駐車場

最後に

ご当地グルメや名物料理には経験上1度食べればまぁいいかと思うものと、何度でも食べてみたいと思うものがありますが今回の「丁子屋」さんは外観の雰囲気や料理すべてひっくるめてまた訪れたいと思うお店でした。石部海上橋駐車場などに入れなくて残念でしたが、予定外に足を延ばして焼津港まで行くなど、これもまたツーリングの醍醐味だと思います。

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