初めて自分でオフロードバイクのタイヤ交換をするために、必要最低限として準備した道具を紹介します。バイクからタイヤを外すためのスタンドや工具は車種によって違うので各自で確認してください。私のバイク[リエフMR250]はリアアクスルシャフトのサイズが27mmなので、新たにメガネレンチを購入しました。
タイヤ交換台
私は今回自作しましたが、段ボールやゴムマットを地面に敷いただけだったり、オイル20Lペール缶の空き缶を利用したり、角材を2本並べてタイヤ浮かせたり、別のタイヤの上に載せたり、専用のものを使用したりと人によって様々なので予算や作業スペースなどに合ったものを準備すればよいかと思います。言うまでもなく専用のものが使いやすいはずです。
タイヤレバー
Amazonで2,000円程度のセットものを購入しました。タイヤレバー3本、リムガード3個、虫とバルブキャップ、虫回しが入っています。
おそらくこのセットで間に合うかと思いましたが、Amazonレビューに「KTCのレバーがあった方がよい」とあったので、念のため一緒に購入しました。無くても交換はできた気がしますが、先端の薄さや形状が絶妙でやはりKTCレバーは作業がしやすかったです。「初心者や不器用な人ほどコレを使うべき」だそうです。
画像の上の持ち手が赤いものが3本セットのもので、下の黒い持ち手のものがKTCです。
虫回し
エアーバルブの「虫(バルブコア)」の付け外しに使用します。レバーのセットにも入っていたのですが、十字の形状をしており、スポークにあたって非常に使いづらいので後で購入しました。画像の上のものが購入したエーモン製品で、下がレバーセットに入っていたものです。
セットものの虫回しの横棒はクルマなどのタイヤのトレッド溝に挟まった小石を取り除く用途のためのようで、横棒を外せば虫回しとして普通に使えるのですが固くハマっていて外れませんでした。
ラチェットレンチ
リムナットやビードストッパーのナットを外すのに使います。メガネレンチやスパナでも大丈夫ですが、ラチェットの方が断然使いやすく作業が早いです。今回購入したものは10mmから14mmまでの4サイズを1本で使えるうえに価格も安いのでおススメです。
ビードクリーム(ビードワックス)
DRCのビードワックスは定番商品のようで、オフ車乗りの方はこれを使ってる方が多いようです。新しいタイヤのビードに塗ってタイヤを組むときに使います。また、交換後に空気を入れた際にビードが上がりやすくする効果もあります。ビードクリームはケチらずたっぷり使えと言われています。
空気入れ
左のものは林道ツーリングの時に携帯しているキジマ製のもので、右は数十年前に購入したシガーソケットから電源を取るタイプのコンプレッサーです。最後にビードを上げるためには小さくても電動以上のもののほうがやりやすいと思います。今は携帯サイズの電動空気入れがあるのでそっちのほうがいいとこどりで手っ取り早い気がします。
エアゲージ
左のものがエーモン製のペンシル型でキジマの空気入れとともにツーリングに携帯しています。右は主に車で使用するものですが参考までに。
その他
予備チューブ他
初めてのタイヤ交換はチューブに穴を空けてしまうと諸先輩方から散々言われていたので、前後の予備チューブ、前後リムバンド、ビードストッパーを揃えておきました。
不織布研磨シート
タイヤを外した後にリムの内側をキレイに清掃するために使用しました。
ビードホルダー
タイヤ組み付ける時にビード上がりを防ぐ道具です。交換が終わった後にあったほうがやりやすかっただろうな思い購入しました。
解説動画(YouTube)
タイヤ交換作業の際に下記の動画を参考にさせていただきました。
まとめ
なんだかんだで結構な出費になりましたが、壊れない限り工具類はずっと使えるのでショップで数回タイヤ交換すると考えればすぐに元は取れると思いますし、何よりいつでも自分でできるという自信と安心感につながります。