オフロード走行においては転倒やスタック(身動きが取れなくなる)は当たり前!?。私には縁遠いですがハードエンデューロの世界では、もはやスタックベルトはマナーとまで言われています。今回は100均を利用してスタックベルトを安上りに作る方法を紹介します。
準備するもの
PPテープ(幅25mm、長さ2m)/ダイソー
本来の用途はカバンやリュックなどのベルト部分の作成・補修用なので手芸コーナーに置いてあります。ベルトのサイズ(幅)は25mmを選択した理由は市販品のスタッグベルトの幅が25mmだったのと、以前20mmを使用した時に若干細く握りにくさを感じていたからです。この商品は長さが2mあるので、フロントとリア両方作るのに十分です。また、下記のAmazonリンクの商品だと約30種類の色が選択可能(長さは1.5m)ですのでオリジナル感は格段にアップしそうです。
Dカン・アジャスターセット/ダイソー
左の画像の商品の「アジャスター(赤枠内)」の部分を使用します。例えばフロントのみであれば1セット(2個)必要なので、前後分作るのであれば2セット(4個)準備します。左の商品が売っていない場合には右の画像の商品が代わりに使えるかと思いますが「アジャスター」が1個しか入っていないので割高になってしまいます。
ハサミ
余ったベルトを切るために使うので、普通に切れるものであればなんでも良いと思います。とはいえ刃物なので取り扱いには注意してください。
本体作成/フロント
作成といっても難しいことはありません。左の画像の輪の部分をフロントフォークが中に入るようにベルトを通しるようにアジャスターで長さを調整し固定するだけです。右画像が一旦完成ですが通常はステム下を通すようです※上に持ち上げながら引くため。
本体作成/リア
リアもフロント同様にシートレールに取り付けていきます。赤線の不要な部分はシートを装着し、ひっぱり具合を確認してからカットします。カットした部分は必要に応じてライターなどであぶってほつれ防止処理をしてください。画像ではゴムの持ち手が付いていますが、以前市販品を購入した際のものを流用しています。
以前、AliExpressで購入したものの確認不足で私のバイク(リエフMR250)にはボルト位置の関係で取付できませんでした。
まとめ
セロー225などには最初からヘッドライト下にアシストグリップ(ホルダーストッパー)、シートの両サイドにもグラブバーが装備されていますが、バイクによって(特にレーサー)は握ったりひっぱたりする場所が少なく力が入りません。足場の悪い場所で転倒した時に車体の向きを変えたり、自力で脱出できないような場面で他の方に引っ張てもらったりする際にスタックベルトがあると重宝します。一度は市販品を購入しましたが、確認不足による取付不可という悔しい経験から自作を考えました。結果的には、合計330円であっけなく必要十分なものが簡単に作れてしまいました。