【東京物語】日本/1953年

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東京物語

言わずと知れた、小津安二郎の代表作。映画の題名はあまりにも有名なので知っていましたがなんとなく興味がそそられることがなく避けてきたのですが、これまたなんとなく観てみることとなりました。

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基本情報

監督:小津安二郎

出演:笠智衆・東山千栄子・原節子・香川京子・杉村春子・山村聡

公開:1953年(日本)

あらすじ

尾道に住む老夫婦、周吉ととみが東京で暮らす子供達を訪れるために上京する。子供達は久しぶりの再会で二人を歓迎するが、それぞれ家庭の都合もあり、構ってばかりはいられない。結局、戦死した次男の嫁、紀子が二人の世話をすることになる。老夫婦は子供達がすっかり変わってしまったことに気づく・・・。

感想 ☆☆

冒頭の老夫婦が旅の準備をしているシーンの演技というか、セリフ回しがあまりにも不自然に感じたのですが、いかんせん古い映画なので当時の演技や演出がそうだったのかなあと思いましたが、終始そんな調子なので正直なところ映画の世界に入り込めなかったです。ストーリーも細かい心情の描写はあるものの内容はほぼあらすじの通りで、日本人としての古い時代の至って普通の日常としか感じられません。レビューサイトで☆四つ以上の評価が付く名作なのに私の感覚がおかしいのかとネットでの評価やレビューを見ると評価は真っ二つで「つまらない」か「素晴らしい」のどちらかが多いようです。私は前者でしたが年を重ねたらまた感じることも違うかもしれません。とにかくこの映画は日本はおろか世界的にめちゃくちゃ評価が高くていくつもの「〇〇が選ぶ史上最高の映画ベスト○○」的なものには必ずランキングされています。おそらくですが、映画というエンターテイメントの中でショッキングな事件なども起きず、時代や文化は違えど普遍的な普通の家族関係や生活を繊細に映像化しているところが逆に海外ではカルチャーショックであったのかもしれません。日本映画を語る上では外すことができない作品だと思うので、私のように食わず嫌いのままにせず、一度視聴してみてもよいかもしれません。どう感じるかはかなり個人差があると思いますが・・・。

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