2023年7月23日に群馬県の浅間火山レース跡地にて開催された「アサマGP300」に参加出場しました。初心者にも参加しやすいこのイベントについて、エントリー方法や実際に参加して感じたことなどの情報を紹介させていただきます。
※今回は「2023アサマGP300」に関する記述となります。今後のイベント等についてはレギュレーション等の変更も考えられますので、参加の際には必ず公式サイトにて詳細の確認をお願いいたします。
レース概要
主催:R&Jインポート(公式サイト)
協力:群馬県嬬恋村
開催日:7月22日(土)/7月23日(日)
会場:アサマレースウェイ (浅間火山レース跡地)
アサマ GP300とは、オフロードバイクによる3時間のチームレースです。(ライダー1名のソロエントリー可)
2023ASAMA GP300 開催のご案内より抜粋
記事のタイトルに「レース」と記載してありますが、「アサマ ファンライド」のイベントの一つなのでガチで順位を競い合うというより、オフロードレースという遊び/イベントを楽しむための要素が大きいように感じます。会場やスタッフ、参加者の雰囲気も和やかでコース設定も難しくないので私のような初心者でも安心して参加することができました。
コースについて
コース概要:浅間砂のハイスピードセクションとウッズのシングルトラックを組み合わせた1周6kmのクロスカントリーコース。ハイスピードセクションと呼ばれる部分は大きな円を描く外周で一見ストレートのように見え、アクセル全開で駆け抜ける気持ちよさを味わえる反面、実はRの穏やかなブラインドコーナーに加えふかふかの砂にハンドルを取られるので意外と恐怖を感じます。ウッズに関しては一部アップダウンはあるにせよ難易度は比較的低い方だと思います。ただし、天候が悪いと大きな水たまりやドロドロヌルヌル路面になるので注意が必要です。おおよそ7分台~10分台くらいで周回できると思います。イベントごとに周回方向やコースレイアウトが変わるようです。
エントリー方法
基本的に招待制で、過去に参加している人に招待メールが届くようなシステムになっています。私は同年4月に開催されたGP6(60分の個人レース)に参加済みでした。初めてでも参加はできるのようですが、紹介者が必要で申込書に「紹介者」記入欄があります。各レース、クラス毎に定員あり。
募集要項に沿って、必要事項を記入した申込用紙をメールにて送付すると支払先(振込先口座)の連絡が返信されます。指定期間内にエントリーフィーを振込を完了し、受理されればゼッケンナンバーが割り当てられます。なお、申込書は走行当日の受付時に捺印のうえ提出するのでお忘れななく。
参加費(エントリーフィー)
2日間の参加で1名あたり20,000円です。※女性・学生・キッズ・1日参加のみなどの割引制度あり。1日目が練習日、2日目がレース日となっているので、どちらかのみの参加もOKです。「アサマレースウェイ」はイベント時以外は開放されておらず、走行できないのでどうせ行くのであれば2日間使って楽しく過ごしたいと考え両日ともに参加としました。
当日
ゲートオープンはAM7:30。受付時間が8:00-9:00でした。指定時間までゲート前での待機は禁止されています。慌てていく必要もなく軽井沢駅方面から向かうにしても、北軽井沢方面にしても山間部なので途中に駐車スペースは充分にあります。また、会場内でも駐車スペースが不足するようなことはないほどの広さがあります。
駐車場所について
先ほど会場内の駐車スペースについて触れましたが、招待制なので当然ほぼリピーターの方です。決まっているわけではないけど、この人はだいたいいつもこの辺に停めますよ的な雰囲気があるのは事実です。駐車場所に関して不安があれば、停める際にご挨拶がてら周囲の人に「ここに停めて大丈夫ですか」の一声かけておいたほうが無難かもしれません。
会場内設備について
- トイレ:会場入り口付近に仮設トイレが5台くらい設置されています。※手洗い用ポリタンク水あり
- 水道設備:ありませんので各自ポリタンク等で持参します。
- 電源:ありません。各自モバイルバッテリーや発電機持参になります。
- 自販機:ありません。事前に飲料や食料は十分に準備しておきましょう。
- 通信状況:携帯電話及びスマホは通信圏内で普通に使えます(IIJドコモ回線)。
会場外施設について
・ガソリンスタンド:最短で2.5km約3分の場所にエネオスがあります。土日等の営業については事前に確認しておいた方が良いかと思います。
・コンビニエンスストア:6km約8分の場所にセブンイレブンとローソンが隣接していて駐車場も広いです。買い物+待ち合わせにも使えます。
走行について(1日目:フリー走行日)
一般・キッズと分けられておりそれぞれ決められた時間を出入り自由で走れます。
『フリー走行時コース上では、初心者・初級者が優先です。』となっておりますが自分の後ろで排気音が聞こえると結構なプレッシャーに感じてしまうので、急なライン変更や停車はせずにストレートなどの道幅の広い場所でゆっくり端によるなり、片手を上げるなりの意思表示をして道を譲ってしまったほうが安心して走行できます。また、上手い人はどこでも勝手に抜いていってくれます。
宿泊について
敷地内でのテント泊も無料で許可されていますが、直火禁止です。標高は1,000mを越えているので夏でも涼しくキャンプや車中泊も楽しそうですし、かつ宿泊費も浮かせられます。軽井沢と言えば観光地なのでホテルやペンションが数多くあります。経済的に余裕があればこの機会に贅沢もしてみてもいいかもしれません。ちなみに私は4月のGP6と今回は会場から40~50分程離れたビジネスホテルに宿泊しました。
走行について(2日目:レース日)
特に場内アナウンス等はありませんが、ゼッケン順にグリッドについて9:00スタート。3時間後の12:00にチェッカーフラグが振られ、周回数によって順位が決まります。14:00頃に運営スタッフのテント前に結果が張り出されますので、各々が確認して自己申告「ゼッケン〇〇、何位です!」すると賞品がもらえます。ちなみに表彰式などはありません。
まとめ
レースの雰囲気やコースの難易度を含め、初心者にとってハードルが低くて参加しやすいイベントなので、本気じゃないけどコースを走ってみたい、レースの雰囲気を味わってみたいなんて方にはピッタリだと思います。今回は3人体制で挑んだのですが、KLXs230のライダーは初レースで自走でした。一度参加したら、きっとリピートしたくなるようなほのぼのとした楽しいファンライドイベントでした。