2021年9月に「GoPro HERO10」が発売されました。使い方と予算によっては最新機種を選ばなくても十分な性能を備えている旧型をあえて選ぶのも賢い買い方かと思います。私の使用環境を例に購入するにあたって検討した機能の必要性などについて紹介します。
こんな人におすすめ
・自撮りはしない
・GoPro欲しいけど高いんでしょ
・最新機種じゃなくてもいい
・中華カメラは信用できない
・中華カメラからステップアップしたい
使用環境例
●自転車・バイク・車でのツーリング、サーキット走行など主に車載で撮影をする方
車でのサーキット走行は比較的タテの揺れは少ないですが、自転車やバイクでは路面状態による走行振動やエンジンの振動が大きいのである程度の手振れ補正機能は欲しいところです。
「GoPro HERO8 Black」の主なスペック
動画解像度 4K/60fps
画像解像度 12MP
手ブレ補正 HyperSmooth 2.0
防水 10M
背面タッチスクリーン
タイムラプス機能
スローモーション機能
バッテリー容量 1220mAh
「HERO8」でも十分な理由
以下はGoPro HERO9以降との主な違い()内は HERO8 のスペックとなります。
前面スクリーン装備(なし)
自撮りすることなく、ツーリングやサーキットでの車載撮影としての用途では前面スクリーンは無くても支障はないかと思います。
最高解像度 5K(4K)
テレビまたはPCモニターで視聴する側にしても4K(65インチテレビ相当)もあれば十分です。5K対応のテレビやモニターを持っているほうが一般的には少ないです。その割に動画ファイルは大きくなりますので2021年現在での必要性は薄いと思います。
※4Kやテレビサイズに関しては下記を参考にしてください。
手振れ補正のバージョン(HyperSmooth2.0)
HERO9で「 HyperSmooth3.0 」、 HERO10で「 HyperSmooth4.0 」と進化していますが「HyperSmooth2.0」でも必要にして十分。手振れ補正レベルが4段階に設定できて、最も強力な「ブースト」機能すら使ったことがありません。オフロード走行など強い振動がある際には必要なのかもしれません。
TimeWarp ビデオのバージョン(2.0)
HERO9、 HERO10ともに数値上「3.0」に進化しています。面白い機能だと思いますが使う機会は少ないです。買ったばかりの頃に試しに使ってみましたが、その後に使うことはありませんでした。なので、バージョンが新しくなったとしても違いは不明です。
※タイムワープとタイムラプスの違いに関しては下記を参考にしてください。
バッテリー容量 1720mAh(1220mAh)
500mAhの違いですが、HERO8で実測おおよそ1時間撮影可能。HERO9でも実際の撮影時間は1時間位といわれているので、前面スクリーンやその他の新機能に電力が相殺されているのかもしれません。予備バッテリーやモバイルバッテリーまたはUSB給電で十分補えるレベルだと思います。
本体重量(126g)
HERO9で158g、 HERO10 153gなのでその差は約30gほど、これは使い方や個人の感じ方のレベルになってしまうかもしれませんが道具としては軽い方が扱いやすいでしょう。
なぜ、今が買いなのか
2021年9月にHERO10が発売されたので現行販売の中では最も旧型、といっても2019年10月発売の商品です。デジタル機器の進化は早いものですが、2年前の最上位機種なので機能は十分。また、商品の流通量が多いので使い方やトラブル解決の情報がネットでもたくさんあり、アフターパーツも豊富です。なのに旧型モデルということで価格は3万円台から購入できるのでとてもお買い得感が強いです。
とはいえ、中華アクションカメラは1万円以下の価格で性能もあなどれないので、試しに使ってみたい方は「初心者にぴったりの格安アクションカメラ「Crosstour CT8500」」の記事も参考にしてください。
最後に
最新機種は見えない部分も含めて、改良されているかもしれませんが自分にとって全ての機能が必要かどうか一考してみてはいかがでしょうか。「最新のポルシェが最良のポルシェ」と言われていますが潤沢に資金があれば当てはまるかもしれませんが、現実はそうもいかないので自身の予算と相談して購入の参考になれば幸いです。
最近は手ごろな価格でレンタルもできるので購入をためらっている方は、まずはレンタルで試してから購入するのもいいかもしれません。
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